2009年06月12日 19:00
宮城県内で初めて新型インフルエンザの感染者が確認されたことを受け、宮城県は11日、感染が明らかになった盛岡市のバス添乗員女性(22)の行動を追跡調査し、県内の濃厚接触者は松島町のホテル従業員4人にとどまるとの見通しを示した。
女性は9日、岩手県岩手町の小学校の修学旅行のバスに添乗し、仙台市、塩釜市、松島町を訪れた。県が立ち寄り先の行楽施設などを調べた結果、女性と行動を共にした学校関係者やバス会社社員を除き、2メートル以内の至近距離に居合わせた濃厚接触者はいなかったことを確認した。
◎拡大の恐れ低く旅行に問題なし 宮城・松島
新型インフルエンザに感染した女性が訪れていた宮城県松島町では11日、町役場などに問い合わせが寄せられた。しかし、修学旅行の小学生の姿が目立ち、普段と変わらない光景。町の関係者は「感染拡大の恐れは低く、旅行に問題はない。風評被害が広がらないよう対策を急ぎたい」と話している。