2009年06月04日

東北陶磁文化館で出会った驚き~三浦乾也(旅する心)

東北陶磁文化館で出会った驚き~三浦乾也 - 旅する心 byやまぼうし
先日、とても興味をかき立てられる話に出会った。それは、切込焼(きりごめやき)の作品見たさに加美町中新田にある芹沢長介記念東北陶磁文化館に立ち寄ったときのこと。


ズーッと一人で展示品を見て回り(ほかにお客さんは誰もいなかった)、2階の端のケースの中を覗き込んだ。そこには手の込んだ、それでいて華麗で瀟洒な湯飲み椀。

作者の名を見てびっくり。“三浦乾也”とある。

この名は、仙台藩から招聘(しょうへい)を受けて、塩釜湾の浦戸諸島“寒風沢(さぶさわ)”でわが国最初の西洋式軍艦“開成丸”の建造を指揮した人物。



参考
塩竈市/浦戸諸島/浦戸の歴史/各島の文化財(寒風沢)

寒風沢造艦の碑(塩竈市指定・有形文化財・昭和62年2月1日指定)

 この碑(縦2.3メートル横1.2メートル)は、国防上の必要から仙台藩が幕末初めて西洋式機帆船(2本マストのトップスルスクナー型)を建造した場所、浦戸寒風沢に建っています。
 仙台藩(13代慶邦)の命により、三浦乾也が東北で初めて西洋型軍艦を建造したことを記念し、その門人たちにより建立されたものです。




Posted by shiogamalife at 19:00│Comments(0)
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