塩竈で暮らす。

　海岸通の翠松亭の海弁「塩竈小筥」。

　以前、新聞に取り上げられて以来、ずっと気になっていたのですが、「完全事前予約制」「店頭渡し」「3個より」と地元民にはなかなかハードルが高く（観光客が船などで食べることを想定した海弁なので、条件として当然だと思います）、ずっと食べられないでいました。
　が、先日、親戚の集まりで食べる機会がありましたのでご紹介します。
　
　
「塩竈小筥お献立」より

鮪の照り焼き・ワサビ
ホタテ旨煮アスパラ添え
鮪の白子天婦羅・青唐
塩竈きらら（サメの軟骨の酢の物）
梅酒羊羹
茗荷甘酢漬け
レモン（天婦羅・ホタテのために）

　さらに塩竈の藻塩（天婦羅用）がついていました。

　
　塩竈と言えばマグロ、マグロと言えば寿司や海鮮丼や刺身で生で食べるものですが、弁当で生というわけにはいかない。そこで照り焼き、ということになったと思うのですが、このメインの鮪の照り焼きが寿司や刺身とはちがった美味しさがあります。他のおかずはすべてこの照り焼きを引き立てるようになっているように感じました。
　はじめ、量が少ないかなと思ったのですが、鮪の照り焼きが見た目よりボリュームがあって満足できました。

　「せっかく塩竈に来たけれど船やバスなどの移動中にしか食事を取る時間がない」という方、「生とはちがうマグロを味わってみたい」という方におすすめです。
　
参考
ぐるなび - 塩竈料理 翠松亭（すいしょうてい）　メニュー：■配達■　http://r.gnavi.co.jp/t008700/menu1.htm


　試供品で「塩竈こはく」（マンボウの皮と柚子のスイーツ）をいただいたのですが、これが絶品。マンボウの皮の食感と柚子の風味のとりあわせがたまりません。
　ぜひリピートしたいのですが、通販だけなんでしょうか？　店舗では食べられないのかなあ……今後、要調査です。


追記
　朗報です。
　その後、この記事にいただいたコメントによりますと、「塩竈こはく」は翠松亭の店内でも食べられるそうです。また、通販以外に店頭や池袋の宮城ふるさとプラザにて販売しているそうです。

参考　塩竈こはく | 宮城ふるさとプラザ　http://cocomiyagi.jp/goods/cat29/cat31/post-62.html